役者絵

もりかわちかしげ さく「みたてたいしょうぞろい おだはるなが なかむらしかん」 守川周重 作「見立大将揃 小田春永 中村芝翫」

見立大将揃 小田春永 中村芝翫

本役者浮世絵は、1882年(明治15年)に描かれた1枚で、弓矢を構える「小田春長」を4代目「中村芝翫」(なかむらしかん)が演じている歌舞伎の一場面。

小田春長とは、「織田信長」のこと。小田春長は、「鶴屋南北」脚本の歌舞伎「時今也桔梗旗揚」(ときはいまききょうのはたあげ)に登場します。時今也桔梗旗揚は、1582年(天正10年)に起きた「本能寺の変」を題材にした「明智光秀」が主役の物語。

江戸時代、歴史物は人気が高かったものの、徳川家や天正年間以降の大名家の話や絵を描くことは恐れ多いと、江戸幕府により禁止されていました。そのため、書物や芝居では、歴史上の人物の名前を変えて発表されていたのです。

当時、織田信長は人気がなく悪役の話ばかりでしたが、4代目・中村芝翫は「大芝翫」(おおしかん)と呼ばれる名優で、類まれなる美貌を持ち、人気も高かったと言われています。屋号は「成駒屋」(なりこまや)。2016年(平成28年)に中村橋之助さんが、8代目・中村芝翫を襲名しました。

本浮世絵を描いたのは、明治時代に活躍した浮世絵師「歌川周重」(うたがわちかしげ:別名は守川周重)です。「豊原国周」の門人で、役者絵、芝居絵を得意としました。

見立大将揃 小田春永 中村芝翫

見立大将揃 小田春永 中村芝翫の浮世絵

※写真はクリックすると、拡大してご覧頂けます。
画面を縦長で利用し、写真をクリックするとより大きな写真がご覧頂けます。
なお、画面の向きをロックしている場合は解除が必要です。

詳細情報

浮世絵師 守川周重 浮世絵の題材 時今也桔梗旗揚

海外でも人気のある浮世絵の魅力を皆様にお届けするサイト「刀剣ワールド/浮世絵」のコンテンツ「役者絵」(歌舞伎絵)の「見立大将揃 小田春永 中村芝翫」ページです。
こちらでは、浮世絵師「守川周重」によって描かれた役者絵「見立大将揃 小田春永 中村芝翫」をご紹介。解説と拡大できる写真・画像もご覧頂けます。
「刀剣ワールド/浮世絵」には、浮世絵の基礎知識をはじめ、浮世絵の歴史や有名な浮世絵師など、浮世絵に関する情報が盛りだくさん。東海道五十三次の浮世絵はもちろん、武者絵(合戦・侍・武将・甲冑浮世絵)や役者浮世絵(歌舞伎絵)、皇族浮世絵、戦争絵といった一般財団法人「刀剣ワールド財団」が所有する浮世絵の写真・画像をご覧頂けるサイトです。この他、浮世絵YouTube動画・映像や浮世絵カレンダーといったコンテンツも充実していますので、ぜひ「刀剣ワールド/浮世絵」で浮世絵の魅力をお楽しみ下さい。

もっと見る▼