役者絵

うたがわとよくに さく「じゅうろうすけなり」 歌川豊国(三代) 作「十郎祐成」

十郎祐成

1193年(建久4年)5月28日、相模国曾我荘(現在の神奈川県小田原市)の武士「曾我十郎祐成」(そがのじゅうろうすけなり)は、弟の「五郎時致」(ごろうときむね)と共に「源頼朝」(みなもとのよりとも)が富士の裾野で行なった「巻狩り」(猟場を大勢で囲い込む狩り)に参加。

そこで、父の仇「工藤祐経」(くどうすけつね)を愛刀の「奥州丸」(おうしゅうまる)で斬り伏せ、仇討ちを果たすのです。

その後、曾我十郎祐成は、源頼朝の家臣「仁田忠常」(にったただつね)と一騎打ちになりますが、奥州丸の刀身が鍔元(つばもと)から折れてしまい、討ち取られてしまいます。このとき折れた奥州丸は、母親の再婚相手である「曾我祐信」(そがすけのぶ)から譲り受けた1振でした。弟の五郎時致も捕縛され、翌日に斬首されたということです。

本役者浮世絵は、この仇討ちを題材とした歌舞伎の演目「曾我物」(そがもの)を、「戯場銘刀揃」(かぶきめいとうぞろい)シリーズの1作として描いています。制作者の「歌川豊国(三代)」(うたがわとよくに)は、江戸時代後期に活躍した浮世絵師で、役者浮世絵や美人画を得意とし、高い人気を誇りました。

十郎祐成

十郎祐成の浮世絵

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詳細情報

浮世絵師 歌川豊国(三代) 浮世絵の題材 曾我物

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