役者絵

うたがわよしはる さく「あおとぞうしにしきえ しらなみごにんおとこ」 歌川芳春 作「青砥稿花紅彩画 白浪五人男」

青砥稿花紅彩画 白浪五人男

本役者浮世絵は、1862年(文久2年)に「歌川芳春」(うたがわよしはる)が、歌舞伎の演目である「白浪五人男」(しらなみごにんおとこ)に登場する5人組の義賊を描いた作品です。「白浪五人男」は通称で、演目の正式名称は「青砥稿花紅彩画」(あおとぞうしはなのにしきえ)と言います。

本浮世絵は、登場人物をひとりずつ描いており、役名と役者名を並んで描いたブロマイド調の絵図。左から、「日本駄右衛門」(にっぽんだえもん)、「弁天小僧菊之助」(べんてんこぞうきくのすけ)、「忠信利平」(ただのぶりへい)、「赤星十三郎」(あかぼしじゅうざぶろう)、「南郷力丸」(なんごうりきまる)を描いています。

この「白浪五人男」は、「河竹黙阿弥」(かわたけもくあみ)が、「歌川豊国(三代)」の錦絵に着想を得て作られた歌舞伎で、立ち廻りや衣装も美しく、「動く錦絵」として評判になりました。ひとりずつ七五調の「渡り台詞」で見得を切る場面があり、弁天小僧菊之助の「知らざあ言って聞かせやしょう」という名台詞はあまりにも有名。揃いの番傘には、「志らなみ」の文字が染め抜かれ、見得切りの場面では、着物の柄も名前や役に因んでいます。腰に差した打刀も装飾が豊かです。

作者の歌川芳春は、「歌川国芳」(うたがわくによし)の門人で、江戸時代末期から明治時代にかけて活躍した浮世絵師です。役者絵や美人画の他にも「曲馬師」や「蒸気車」などの開化絵、絵本の挿絵なども手がけました。

青砥稿花紅彩画 白浪五人男の浮世絵

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詳細情報

浮世絵師 歌川芳春 浮世絵の題材 青砥稿花紅彩画 白浪五人男

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