役者絵

うたがわとよくに さく「あおはかのえきおんぞうしとうくまさか」 歌川豊国(三代) 作「青墓驛御曹司討熊坂」

青墓驛御曹司討熊坂

本役者浮世絵は、「歌川豊国(三代)」(うたがわとよくに)が、1857年(安政4年)に江戸三座のひとつ「中村座」で上演された歌舞伎「歳徳曾我松島台」(としとくそがまつのしまだい)の一場面を描いた作品です。

題名「青墓驛御曹司討熊坂」の御曹司とは「牛若丸/源義経」(うしわかまる/みなもとのよしつね)のことで、熊坂とは「熊坂長範」(くまさかちょうはん)を指しています。熊坂長範は、源義経伝説に登場する人物で旅人を襲う盗賊です。

本浮世絵は、奥州の金を京で売って財を成した「金売金次」(かねうりきちじ)という商人を襲った熊坂長範を、牛若丸(源義経)が返り討ちにしている場面。中央で薙刀を振りかざしているのが牛若丸(源義経)です。三枚続の画面いっぱいに、今にも動きだしそうな殺陣の様子が描かれています。

作者は、初代「歌川豊国」の門人で、江戸時代後期の「三大絵師」と言われた歌川豊国(三代)。「歌川国貞」(うたがわくにさだ)を名乗ったあと、歌川豊国(三代)を襲名しました。得意としたのは、役者絵と美人画。現代に通じるデザインセンスや奇抜な表現、鮮やかな色彩で人気を誇りました。多くの弟子を抱えた歌川豊国(三代)は、版元と組んで浮世絵の量産体制を確立。10,000点を超える作品を遺しています。

青墓驛御曹司討熊坂の浮世絵

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詳細情報

浮世絵師 歌川豊国(三代) 浮世絵の題材 歳徳曾我松島台

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こちらでは、浮世絵師「歌川豊国(三代)」によって描かれた役者絵「青墓驛御曹司討熊坂」をご紹介。解説と拡大できる写真・画像もご覧頂けます。
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