役者絵

うたがわくにさだ さく「きんかざんだてのききがきごてんば」 歌川国貞(三代) 作「金花山伊達の聞書御殿場」

金花山伊達の聞書御殿場

本役者浮世絵は、歌舞伎「金花山伊達の聞書御殿場」(きんかざんだてのききがきごてんば)を描いた一場面です。1660年(万治3年)に、仙台藩(せんだいはん:現在の宮城県)で実際に起こった御家騒動、「伊達騒動」(だてそうどう)をもとにした演目となっています。

伊達騒動とは、仙台藩3代藩主「伊達綱宗」(だてつなむね)が、吉原で遊女に溺れ、身受けを願った末に断られ、遊女を斬り殺したのを発端にしています。伊達綱宗は、これを理由に、江戸幕府から隠居を命じられ、2歳の「亀千代」が家督を相続。ところが、今度は後見人となった家臣同士が争いを起こし、さらなる殺人事件へと発展してしまうのです。

画面右から2番目、立派な刀剣を差しているのが「亀千代」(かめちよ)に扮する「市川八十助」(いちかわやそすけ)。中心には亀千代の乳母「乳人浅岡」に扮する「市川團十郎(九代)」(いちかわだんじゅうろう )。にらみあっているのが伊達家家臣「片倉小十郎」扮する「尾上菊五郎(五代)」です。

伊達騒動は関心を集め、他にも「早苗鳥伊達聞書」(ほととぎすだてのききがき)や、「伽羅先代萩」(めいぼくせんだいはぎ)など、様々な演目となり、人々を魅了しました。

本役者浮世絵を描いたのは、幕末から明治時代にかけて活躍した「歌川国貞(三代)」です。

歌川国貞(三代)は、「歌川豊国(三代)」に入門し、「歌川国貞(二代)」に学んで三代目を襲名。美人画、役者絵、文明開化絵を得意としました。

金花山伊達の聞書御殿場の浮世絵

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詳細情報

浮世絵師 歌川国貞(三代) 浮世絵の題材 金花山伊達の聞書御殿場

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