役者絵

うたがわくにさだ さく「かぶきじゅうはちばんのうちかんじんちょう」 歌川国貞(三代) 作「歌舞伎十八番の内勧進帳」

歌舞伎十八番の内勧進帳

「歌舞伎十八番」(かぶきじゅうはちばん)とは、1831~1845年(天保年間)に歌舞伎役者の「7代 市川團十郎」(いちかわだんじゅうろう)が選定した市川宗家のお家芸である18番の歌舞伎演目です。

そのひとつに数えられる「勧進帳」(かんじんちょう)は、兄である「源頼朝」に命を狙われ、京都から東北へ逃れる「源義経」一行が「安宅の関」(あたかのせき:現在の石川県小松市)を通る物語。山伏に変装した「武蔵坊弁慶」(むさしぼうべんけい)と、強力(ごうりき:荷物持ち)に身をやつした源義経は、関守の「富樫左衛門」(とがしのさえもん)に疑われ、山伏が持っている勧進帳(寺の修築などのために寄付を募る旨を記した巻物)を読んでみるよう命じられます。勧進帳を持っていない武蔵坊弁慶が、代わりに取り出したのは白紙の巻物。これを勧進帳に見立てて、朗々と読み上げる場面は大きな見どころです。

本役者浮世絵に描かれた「勧進帳」では、中央の武蔵坊弁慶を「市川團十郎」、源義経を「中村福助」(なかむらふくすけ)、刀剣に手をかけた富樫左衛門を「市川左団次」(いちかわさだんじ)が演じています。

本役者浮世絵の作者「香朝楼」(こうちょうろう)とは、江戸時代末期から明治時代にかけて活躍した浮世絵師歌川国貞(三代)」(うたがわくにさだ)の画号のひとつです。「役者絵」を得意とした他、明治維新後は蒸気機関車や東京の風景など、「開化絵」も多く手掛けました。

歌舞伎十八番の内勧進帳の浮世絵

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詳細情報

浮世絵師 歌川国貞(三代) 浮世絵の題材 源義経

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