明治天皇浮世絵

つきおかよしとし さく「ひなまつりししんでんぶがくのず」 月岡芳年 作「雛祭紫震殿舞楽ノ図」

雛祭紫震殿舞楽ノ図

本皇族浮世絵の「雛祭紫震殿舞楽ノ図」(ひなまつりししんでんぶがくのず)は、宮中で行なわれる「上巳節会」(じょうしのせつえ)を想像して描かれた作品です。上巳節会とは、3月3日の雛祭のことを指します。本皇族浮世絵中央の、十二単を着て、大垂髪(おすべらかし)と呼ばれる髪形をした女性は、皇后を表現。右隣には、束帯(そくたい)を着た明治天皇が描かれています。

上巳節会は、中国から伝来した儀式で、中国では3月3日に川に入り「禊」(みそぎ)を行なっていました。奈良時代に、「文武天皇」(もんむてんのう)が、上巳節会をはじめて開催したと「日本書紀」に記述があります。平安時代になる頃には、「人形」(ひとがた:紙や板で作った人形)に穢れや災厄を移し、川に流す「流し雛」が宮廷行事として定着。

江戸時代になると、娘の成長と幸福を祈る行事として、武士や商人達も雛祭を行なうようになりました。お雛様や三人官女などの人形を、ひな壇に飾る様式は、江戸時代に確立したと言われています。1873年(明治6年)に、宮廷での上巳節会は廃止となりましたが、民間行事としては残りました。

本皇族浮世絵を描いた「月岡芳年」(つきおかよしとし)は、江戸時代後期から明治時代に活躍した浮世絵師です。月岡芳年は、人気浮世絵師「歌川国芳」(うたがわくによし)の弟子となり、多くの作品を手掛けてきました。代表作には、武者絵「藤原保昌月下弄笛図」(ふじわらのやすまさげっかろうてきず)などがあります。

雛祭紫震殿舞楽ノ図の浮世絵

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浮世絵師 月岡芳年 浮世絵の題材 明治天皇

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