名所浮世絵

いせないくうげくうのず 伊勢内宮外宮之図  - 刀剣ワールド

伊勢内宮外宮之図

本名所浮世絵に描かれているのは、三重県伊勢市にある「伊勢神宮」。画面右側に鎮座する正宮(しょうぐう:神社の本社)には、「天照皇太神宮」(あまてらすこうたいじんぐう:正式には「皇大神宮」と表記)の名称が添えられていることから、こちらが「内宮」(ないくう)であることが窺えます。「日本神話」に登場する皇室の御祖神「天照大神」が祀られている場所です。

同じく左側の正宮には、「豊受太神宮」(とようけたいじんぐう:正式には「豊受大神宮」と表記)と書き添えられており、衣食住や様々な産業の守り神である「豊受大御神」(とようけのおおみかみ)を祀る「外宮」(げくう)にあたります。

江戸時代には、集団で伊勢神宮を参詣する「お蔭参り」(おかげまいり)が大流行。その背景には、厚い信仰心はもちろん、電車や飛行機などの交通手段がなかった時代における旅への強い憧れがありました。

そんな背景を反映させたかのように、本名所浮世絵には「夫婦岩」(めおといわ)で有名な「二見浦」(ふたみがうら)や、伊勢神宮に向かう際に人々が利用した船の渡し場に架けられた「宮川橋」など、伊勢の観光名所が複数描かれているのです。

制作者の署名である落款には、「梅翁通人 摹」(ばいおうつうじん もする)とあり、「通人」は「事情通」、「摹」は「写す」または「真似る」ということを意味します。

このようなことから、伊勢神宮もしくは伊勢の地に詳しい人物が、何らかの作品を模して描いたことが推測できる作品です。

伊勢内宮外宮之図の浮世絵

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詳細情報

浮世絵師 絵師不詳 浮世絵の題材 伊勢神宮
代表的な
所蔵・伝来
刀剣ワールド財団
〔 東建コーポレーション 〕

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