名所浮世絵

うたがわさだひで さく「ひぜんながさきまるやまくるわなかのふうけい」 歌川貞秀 作「肥前長崎丸山廓中之風景」

肥前長崎丸山廓中之風景

本名所浮世絵は、肥前国長崎丸山(現在の長崎県丸山市)に存在した花街(かがい/はなまち:遊女屋・芸者屋などの集まっている地域。遊郭とも)と、その周辺にある出島(長崎県長崎市)などの風景が描かれたもの。

丸山遊郭は、江戸の「吉原」(よしわら)、京の「島原」(しまばら)と共に日本三大花街として知られ、その起こりは集娼制度によって1642年(寛永19年)に市中の遊女が丸山に集められたことに由来します。

丸山遊郭は、江戸時代の日本で唯一外国人にも開かれた花街であったため、本絵図内には日本の客や行商人の他、唐人やオランダ人などの姿も描かれました。また、本絵図の左端には、出島や外国の商船が描かれ、国際的に発展していた丸山の隆盛を伺い知ることができます。

丸山遊郭は、明治維新後も繁栄しましたが、1956年(昭和31年)の売春防止法により閉鎖され、現在は長崎花柳界として約20名前後の芸妓達が活動中です。

作者の「歌川貞秀」(うたがわさだひで)は、「歌川国貞(初代)」(うたがわくにさだ)に師事し、江戸時代末期から明治時代にかけて活動した浮世絵師。初期は版本の挿絵などを描きましたが、のちに「美人画」や「武者絵」を描き、1867年(慶応3年)には、パリ万博において浮世絵師の総代を務めました。また、本絵図のように遠近法を用いた鳥瞰図的な風景画も多く残しています。

肥前長崎丸山廓中之風景の浮世絵

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詳細情報

浮世絵師 歌川貞秀 浮世絵の題材 丸山遊郭
代表的な
所蔵・伝来
個人蔵

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