武将浮世絵

つきおかよしとし さく「よしとしむしゃぶるい やまなかしかのすけゆきもり」 月岡芳年 作「芳年武者无類 山中鹿之助幸盛」

芳年武者无類 山中鹿之助幸盛

本武将浮世絵に描かれている「山中鹿之助」は、主君「尼子氏」再興のために忠義を貫いた人物。類まれな武勇、知略の持ち主として知られ、「山陰の麒麟児」との異名をもっています。

本武将浮世絵は、戦いに敗れた鹿之助の様子(戦いの名称は不明)。信仰してやまなかった三日月のもと、にもたれかかり、疲労困憊といった姿。尼子氏の再興のため三日月に「願わくは我に七難八苦を与えたまえ」と祈ったという逸話は有名ですが、祈りの通り、歯を食いしばって、「主君再興のためなら、このぐらいの困難はまだまだ小さなことだ」とぐっと耐えている表情に見えます。あるいは、反対に「本当に再興できるのか」、「なぜうまくいかないのだ」という迷いや苛立ちにも見えます。

なお、1577年(天正5年)、「羽柴(豊臣)秀吉」の中国遠征で先鋒隊として「尼子勝久」と共に上月城に入城、尼子氏の再興が成ったかに見えたのですが、最後は毛利の大軍に囲まれて敗死。本武将浮世絵右上の、今にも三日月を隠そうとしている黒い雲は、鹿之助のそんな先行きを表しているようで不吉に感じられる1枚です。

芳年武者无類 山中鹿之助幸盛

「芳年武者无類 山中鹿之助幸盛」の
浮世絵

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詳細情報

浮世絵師 月岡芳年 浮世絵の題材 山中鹿之助

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