合戦浮世絵

うたがわくによし さく「うじかわせんじん」 歌川国芳 作「宇治川先陣」

宇治川先陣

「宇治川先陣」(うじがわせんじん)を描いたのは、「歌川国芳」(うたがわくによし)。歌川国貞、歌川広重と共に、歌川派の三巨匠と言われた人物で、武者絵が得意でした。 本合戦浮世絵は、平安時代の軍記物語「平家物語」に登場する「宇治川の戦い」がモチーフ。

1184年(寿永3年)、「源頼朝」(みなもとのよりとも)は叔父である「木曽(源)義仲」(きそ[みなもと]よしなか)を討つことを決意します。そのとき、活躍したのが、3人の武将です。画面左の「畠山庄司重忠」(はたけやましょうじしげただ)は、実は宇治川に先陣(せんじん:いちばん乗り)をしたのですが、渡河の途中で馬を射られて徒歩となり、同じく馬を射られた「大串重親」(おおぐししげちか)を助けるはめに。次に表れたのが、画面右側の「梶原源太景季」(かじわらげんたかげすえ)。

しかし、画面中央の「佐々木四郎高綱」(ささきしろうたかつな)は、頼朝からいちばんの名馬「生唼」(いけづき)を拝領していたため、何としても1番乗りになりたいと、景季に馬の帯が緩んでいると知謀を働いて出し抜き、ついに先陣を切るのです。猛者揃いで英知にあふれた頼朝軍の様子を伝える、見事な1枚です。

宇治川先陣の浮世絵

※写真はクリックすると、拡大してご覧頂けます。
画面を縦長で利用し、写真をクリックするとより大きな写真がご覧頂けます。
なお、画面の向きをロックしている場合は解除が必要です。

詳細情報

浮世絵師 歌川国芳 浮世絵の題材 宇治川の戦い

海外でも人気のある浮世絵の魅力を皆様にお届けするサイト「刀剣ワールド浮世絵」のコンテンツ「武者絵(合戦浮世絵/侍・武将浮世絵)」の「宇治川先陣」ページです。
歴史に名を残す合戦や大名を描いた作品を、数々の浮世絵を手がけた浮世絵師と、描かれた合戦・武将名を合わせて紹介しています。激しい合戦の様子などを力強く描いた「武者絵」の魅力を、解説と共にご覧下さい。
「刀剣ワールド浮世絵」には、浮世絵の基礎知識をはじめ、浮世絵の歴史や有名な浮世絵師など、浮世絵に関する情報が盛りだくさん。東海道五十三次の浮世絵はもちろん、武者絵(合戦浮世絵/侍・武将浮世絵)や役者浮世絵(歌舞伎絵)、皇族浮世絵、戦争絵といった一般財団法人「刀剣ワールド財団」が所有する浮世絵の写真・画像をご覧頂けるサイトです。この他、浮世絵YouTube動画・映像や浮世絵カレンダーといったコンテンツも充実していますので、ぜひ「刀剣ワールド浮世絵」で浮世絵の魅力をお楽しみ下さい。

もっと見る▼