武将浮世絵

うたがわくによし さく「たいへいきえいゆうでん あまなかしかのすけゆきもり」 歌川国芳 作「太平記英勇伝 尼中鹿之助幸盛」

太平記英勇伝 尼中鹿之助幸盛

歌川国芳」(うたがわくによし)の作である「太平記英勇伝」(たいへいきえいゆうでん)は、1848年(嘉永元年)より2年をかけて全50枚が発行された揃物(そろいもの:シリーズ物)の作品。

この「太平記」は、南北朝時代の歴史を題材にした同名の古典文学作品のことではなく、「豊臣秀吉」の立身出世を描いた一代記である「太閤記」(たいこうき)のこと。

当時は、江戸幕府によって、いわゆる「織豊時代」(しょくほうじだい:「織田信長」と豊臣秀吉の時代のこと)の武将を浮世絵などの題材にすることは禁じられていましたが、歌川国芳は「太閤記」を「太平記」と読み替えることで、「太平記英勇伝」に豊臣秀吉ゆかりの人物を登場させたのです。

このように、幕府の規制を巧みにかわす風刺精神が大衆から絶大な支持を受け、歌川国芳は江戸時代末期を代表する人気浮世絵師になりました。

本武将浮世絵に「尼中鹿之助幸盛」(あまなかしかのすけゆきもり)の名で描かれているのは、山陰地方の武将であった「山中鹿之助幸盛」(やまなかしかのすけゆきもり:同音で「鹿介」とも表記する)。山中鹿之助幸盛がその忠義の限りを尽くした主君、「尼子氏」(あまごし)の再興を願って細い三日月を見上げ、「願わくば、我に七難八苦を与えたまえ」と祈った逸話に基づいた作品です。

太平記英勇伝 尼中鹿之助幸盛

「太平記英勇伝 尼中鹿之助幸盛」の
浮世絵

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詳細情報

浮世絵師 歌川国芳 浮世絵の題材 山中鹿之助幸盛

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