合戦浮世絵

うたがわくにてる さく「あにがわだいがっせんのず」 歌川国輝 作「兄川大合戦之図」

兄川大合戦之図

本合戦浮世絵は、1570年(元亀元年)の「姉川の戦い」の一場面を描いた作品です。

この戦(いくさ)では、「織田信長」率いる軍が浅井・朝倉連合軍に大勝。この敗戦をきっかけに、浅井氏・朝倉氏は滅亡への道を辿ることとなりました。もっとも、信長軍も無傷だったわけではありません。開戦当初、苦戦を強いられていた信長軍では、先陣を切った織田信長の小姓(こしょう:武将の身の回りの世話をする少年)「坂井久蔵」(さかいきゅうぞう)が、16歳の若さで討ち死にしています。

3枚1組の本合戦浮世絵の中央では、を手に奮闘する「笹井久蔵」(ささいきゅうぞう)を描写。笹井久蔵は、坂井久蔵をもじったもので、タイトルの「兄川大合戦之図」の「兄川」も「姉川」をもじったものです。

江戸時代においては、戦国時代の出来事について、武将の名前をそのまま使用することは禁じられていました。そのため、あくまでも「架空の話」であるという体裁で浮世絵が制作されていたのです。

本合戦浮世絵は、1865年(慶応元年)に制作された作品で、作者は「歌川国輝」(うたがわくにてる:2代目)だと考えられます。

「兄川大合戦之図」の浮世絵

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詳細情報

浮世絵師 歌川国輝 浮世絵の題材 姉川の戦い

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