武将浮世絵

うたがわとよのぶ さく「しんせんたいこうき おくがたおやえ」 歌川豊宣 作「新撰太閤記 奥方於八重」

新撰太閤記 奥方於八重

本武将浮世絵は、1576年(天正4年)に起きた「手取川の戦い」の直後を描いています。「豊臣秀吉」が安土城で小姓達と共に、正室「ねね」の舞を眺めながら酒を呑み楽しんでいる場面。

手取川の戦いとは、「上杉謙信」が加賀国(現在の石川県南部)に乱入し、「柴田勝家」率いる織田信長軍を撃破した戦いです。実はこのとき、豊臣秀吉は、織田信長から柴田勝家を救援するよう命じられていましたが、柴田勝家と仲たがいをし、勝手に帰還していました。その結果、柴田勝家は敗北。もちろん、豊臣秀吉の帰還を知った織田信長は大激怒です。

豊臣秀吉の進退問題にまで発展しそうなほどでしたが、豊臣秀吉は「松永久秀」を討伐したことで、この難を許されています。まさにこの浮世絵は、織田信長に激怒されても、自分の信念を貫き、めげることなく宴を開いていたという豊臣秀吉の器の大きさを描いた1枚なのです。

本武将浮世絵を描いたのは、明治時代に活躍した浮世絵師歌川豊宣」(うたがわとよのぶ)です。「歌川豊国(三代)」(襲名前の名は歌川国貞)の孫で、号は香蝶楼、一陽斎。武者絵、役者絵、美人画で高い評価を受けました。

新撰太閤記 奥方於八重の浮世絵

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詳細情報

浮世絵師 歌川豊宣 浮世絵の題材 豊臣秀吉

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