合戦浮世絵
うたがわくによし さく「かわなかじまかっせんけんしんしんげんのはたもとへのりこみじきせんのず」 歌川国芳 作「川中島合戦謙信信玄の旗本へ乗り込み直戦の図」 - 刀剣ワールド

本合戦浮世絵に表されているのは、1561年(永禄4年)の第4次「川中島の戦い」です。
合戦のさなか、「武田信玄」と「上杉謙信」両陣営の旗本(はたもと:大将のいる戦場の本陣。転じて、大将直属の本陣を守る役目の武士団)が入り乱れての大混戦となります。
武田信玄の身辺が手薄になったと見て、上杉謙信は風のように武田信玄の本陣へ切り込んでいきました。本図中央に、馬を駆る上杉謙信の勇猛果敢な姿が描かれ、川中島の戦いで一番の名場面と言われています。制作者の「歌川国芳」(うたがわくによし)は、江戸時代末期に活躍した著名な浮世絵師です。作品の題材は様々な分野にわたっていますが、なかでも武者絵や合戦図など、歴史、伝説、物語を主題とした大判3枚つづりの大作に本領を発揮しています。