武将浮世絵

つきおかよしとし さく「よしとしむしゃぶるい ちんぜいはちろうためとも」 月岡芳年 作「芳年武者无類 鎮西八郎為朝」

芳年武者无類 鎮西八郎為朝

弓を手に仁王立ちする武将は、平安時代の猛将「源為朝」(みなもとのためとも)で、源為朝に睨まれてすくんでいる2人は「疱瘡神」(ほうそうがみ:天然痘を擬神化した悪神)です。

源為朝は、身の丈2mを超える巨躯の持ち主で、5人がかりでも引くことができない弓をひとりで軽々と引くほどの怪力を備えていたと言われています。

鎌倉幕府を開いた「源頼朝」(みなもとのよりとも)の叔父にあたり、実の兄「源義朝」(みなもとのよしとも)と敵味方に分かれて戦った1156年(保元元年)の「保元の乱」では敗北するものの、島流しされた先の伊豆で勢力を広げ、伊豆諸島を支配下に置くなど、勇猛さを見せ付けました。

この配流先の伊豆で、源為朝が疱瘡神を退治する物語が「曲亭馬琴」(きょくていばきん)の小説「鎮説弓張月」(ちんせつゆみはりづき)に登場。そこから、源為朝は疱瘡除けの守護者との信仰が生まれ、「月岡芳年」(つきおかよしとし)が描いた本武将浮世絵(武者絵)にも、源為朝の強さで疱瘡を退けてもらいたいという願いが込められていると考えられています。

芳年武者无類 鎮西八郎為朝

「芳年武者无類 鎮西八郎為朝」の
浮世絵

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浮世絵師 月岡芳年 浮世絵の題材 源為朝

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