武将浮世絵

とうしょうぐういくん 東照宮遺訓

東照宮遺訓

本武将浮世絵は、2枚続で構成されており、向かって左側の画面には、「徳川家康」の姿と共に源氏の祖であるとされる「清和天皇」から徳川家康に至るまでの系図。向かって右側は、徳川家康の遺訓とされる文章。記されている「東照宮遺訓」と題された文章の内容は、以下の通りです。

人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。不自由を常と思えば不足なし。こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思え。勝つ事ばかり知りて、負くること知らざれば害その身にいたる。おのれを責めて人をせむるな。及ばざるは過ぎたるよりまされり。

その意味は、「人間の一生は重荷を背負って遠い道のりを進んでいくようなものだ。急ぐべきではない。不自由であることが普通であると思えば、不足はない。欲望が沸き起こった場合には、困窮していたときを思い出してみるべきである。怒りを抑えて他人の過ちを許すことは、無事長久の基本である。怒りは敵だと思いなさい。勝つことばかりで、負けることを知らなければ、害悪は自分の方にやって来るものだ。自分を責めることがあっても、他人のせいにしてはいけない。及ばないことは過ぎていることに勝っている。」というものです。

幼少期から人質生活を余儀なくされるなど、耐え忍んだ未に天下人となった徳川家康らしい遺訓であると言えますが、実はこの遺訓、正確には徳川家康が遺したものではありません。「水戸黄門」としておなじみの「徳川光圀」(とくがわみつくに)の遺訓をもとに、幕臣が著したと言われています。

本武将浮世絵の作者や制作時期については、共に不明です。

「東照宮遺訓」の浮世絵

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詳細情報

浮世絵師 絵師不詳 浮世絵の題材 徳川家康

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