合戦浮世絵

おちあいよしいく さく「たいへいきいなばやまのず」 落合芳幾 作「太平記因幡山之図」

太平記因幡山之図

本合戦浮世絵は、いわゆる「見立絵」(みたてえ)の構成となっています。

見立絵とは、歴史上の出来事や武将、または古典などを別の題材に置き換えて表現する手法。本合戦浮世絵の題名には「因幡山」(いなばやま)とありますが、描かれているのは、1567年(永禄10年)の「稲葉山城の戦い」です。

本合戦浮世絵の「小田春長」とは「織田信長」、「朝埜永正」は「浅野長政」(あさのながまさ)、「此下久吉」は「木下藤吉郎」(きのしたとうきちろう:のちの「豊臣秀吉」)、「日野吉晴」は「堀尾吉晴」(ほりおよしはる)のこと。豊臣秀吉配下の堀尾吉晴が、斎藤氏の居城である稲葉山城へ(現在の岐阜城岐阜県岐阜市])織田軍を案内する場面と考えられています。

制作者の「落合芳幾」(おちあいよしいく)は、幕末から明治時代にかけて活躍した浮世絵師です。「歌川国芳」(うたがわくによし)の門人であり、「月岡芳年」(つきおかよしとし)とは兄弟弟子として当時の人気を二分するほどでした。落合芳幾は浮世絵にとどまらず、新聞の挿絵でも高い評価を得ています。

「太平記因幡山之図」の浮世絵

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詳細情報

浮世絵師 落合芳幾 浮世絵の題材 稲葉山城の戦い

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