合戦浮世絵

うたがわくにひさ さく「いしばしやまたかつなしんがりこうめいず」 歌川国久(二代) 作「石橋山高綱後殿高名図」

石橋山高綱後殿高名図

本合戦浮世絵は、1180年(治承4年)に勃発した「石橋山の戦い」を題材とした作品です。「平治の乱」で敗れ、伊豆(現在の静岡県)へと流されていた「源頼朝」は、「北条時政」の助力を得て挙兵。勢いに乗って、相模(現在の神奈川県)制圧を狙って相模国石橋山で平家軍と対峙しましたが、平家軍の圧倒的な兵力の前に惨敗し、敗退を余儀なくされました。

本合戦浮世絵は3枚続の作品で、向かって左側の画面には、源頼朝を大将とした源氏軍が描かれ、真ん中の画面には、平家軍の大将「大庭三郎景親」(おおばさぶろうかげちか)が描かれています。

そして、向かって右側の画面に、本合戦浮世絵の主役である「佐々木高綱」(ささきたかつな)を描写。この戦いにおいて、佐々木高綱は、源氏軍の殿(しんがり:撤退する軍で最後尾を担当する部隊)を務め、大将である源頼朝を無事に退避させる大役を果たしました。

本合戦浮世絵の作者は「歌川国久(二代)」。江戸時代末期から明治時代にかけて活動していた浮世絵師で、「歌川豊国(三代)」(襲名前の名は歌川国貞)に師事し、のちに養子となって「国久(二代)」を襲名しました。役者絵や横浜絵を中心に数多くの作品を残しています。

石橋山高綱後殿高名図の浮世絵

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詳細情報

浮世絵師 歌川国久(二代) 浮世絵の題材 石橋山の戦い

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