合戦浮世絵

うたがわよしとら さく「おけはざまだいかっせんのず」 歌川芳虎 作「桶狭間大合戦之図」

桶狭間大合戦之図

本合戦浮世絵は、1560年(永禄3年)に勃発した「桶狭間の戦い」を題材とした作品です。この戦いにおいて、「織田信長」は、約2万5,000人の大軍勢を率いて尾張(現在の愛知県西部)へと侵攻した「今川義元」を撃破しました。このとき、織田信長軍の軍勢は、約4,000人。圧倒的な兵力差を跳ね返したこの勝利を機に、尾張の一大名に過ぎなかった織田信長は、天下統一路線を歩むこととなったのです。

3枚続の本合戦浮世絵の中央の画面には「稲川義元」(今川義元)と、これを背後から羽交い絞めにする「毛利眞助秀詮」(毛利新助:良勝)が描かれ、向かって右側の画面には、稲川義元にを付ける「初鳥小平太忠次」(服部小平太)を描写。

今川義元の最期については、織田信長の一代記「信長公記」(しんちょうこうき)に同様の記述があり、これを参考にした作品であると考えられます。作品中の登場人物名が実名と異なるのは、戦国時代の大名家や徳川家を題材にして浮世絵を描くことを禁じた江戸幕府の政策のためです。

作者は「歌川芳虎」。江戸時代末期から明治時代中期にかけて活動した浮世絵師で、特に幕末から文明開化期にかけては、当代を代表する浮世絵師として名を馳せました。

桶狭間大合戦之図の浮世絵

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詳細情報

浮世絵師 歌川芳虎 浮世絵の題材 桶狭間の戦い

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