武将浮世絵

うたがわよしふさ さく「みたてじっかんのうち そてつのき おおたはるなが」 歌川芳房 作「見立十干之内 蘇鉄の木 太田春永」

見立十干之内 蘇鉄の木 太田春永

本武将浮世絵は、「織田信長」と蘇鉄(そてつ:ソテツ科の常緑低木)にまつわる逸話を題材とした作品です。

安土城」築城に際して、堺(現在の大阪府堺市)の「妙国寺」に植えられていた蘇鉄を移植させた織田信長でしたが、蘇鉄が毎夜「堺に帰ろう」と泣き続けたことに業を煮やし、家臣に切り倒させます。蘇鉄は赤い血を流し、大蛇のように悶絶。その様子に恐れをなした織田信長は、蘇鉄を妙国寺に戻させたのです。

本武将浮世絵は「太田春永」(織田信長)を大きく描写。その奥で灯火を手にしているのは、衣服に描かれている鶴の家紋から、小姓の「森蘭丸」だと考えられます。

実名ではなく、仮名が用いられているのは、戦国時代以降の大名家や徳川家などについて、浮世絵の題材とすることを禁じた江戸幕府の政策に従った結果です。

本武将浮世絵の作者は「歌川芳房」(うたがわよしふさ)。江戸時代末期に活動していた浮世絵師で、武者絵や横浜絵などで数多くの作品を残しました。

見立十干之内 蘇鉄の木 太田春永

「見立十干之内 蘇鉄の木 太田春永」の浮世絵

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詳細情報

浮世絵師 歌川芳房 浮世絵の題材 織田信長

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