武将浮世絵

ようしゅうちかのぶ さく「げんぺいせいすいき ろく ともえごぜん」 楊洲周延 作「源平盛衰記 六 巴御前」

源平盛衰記 六 巴御前

本武者浮世絵は、鎌倉時代中期から後期にかけて成立したとされる軍記物語「源平盛衰記」の一場面を現わした絵図です。

中央で荒馬に騎乗しているのは、「源義仲」(みなもとのよしなか:木曽義仲[きそよしなか])の愛妾で、「一人当千の兵なり」と称された女武者として名高い「巴御前」(ともえごぜん)。

源義仲が旗揚げをしたときより従軍し、1184年(寿永3年)「宇治川の戦い・粟津の戦い」で源義仲が討ち取られるまで、多くの合戦を共にし、戦功を挙げました。色鮮やかで美しい甲冑(鎧兜)を身に着け、女性ながらも勇猛に荒馬を乗りこなしている巴御前が描かれています。

後ろにいるのは、源義仲のもうひとりの愛妾である「山吹御前」(やまぶきごぜん)。山吹御前もまた、巴御前と同じように信濃国より追随していましたが、宇治川の戦いには、病のため同行ができなかったとされています。

本武者浮世絵の作者は、江戸時代末期から明治時代にかけて活躍した浮世絵師楊洲周延」(ようしゅうちかのぶ)です。

楊洲周延は「歌川国芳」(うたがわくによし)に学んだのち、「歌川豊国(三代)」(うたがわとよくに:襲名前の名は歌川国貞)、「豊原国周」(とよはらくにちか)の門人となっています。初期は幕末の合戦画を良く描いていましたが、明治時代に入ると、皇族画や美人画、開化絵などで評判を得ました。

源平盛衰記 六 巴御前

「源平盛衰記 六 巴御前」の
浮世絵

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詳細情報

浮世絵師 楊洲周延 浮世絵の題材 巴御前

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