武将浮世絵

ようしゅうちかのぶ さく「げんぺいせいすいき よん かじわらかげとき」 楊洲周延 作「源平盛衰記 四 梶原景時」

源平盛衰記 四 梶原景時

本武者浮世絵は、鎌倉時代の軍記物語「源平盛衰記」(げんぺいせいすいき/じょうすいき)の一遍で、「石橋山の戦い」の一場面です。1180年(治承4年)、「以仁王」(もちひとおう)の令旨を受けたのちの鎌倉幕府将軍「源頼朝」が、平氏の軍と初めて対立した合戦が、この石橋山の戦いでした。

本絵図に描かれている強を背負った武者は、「梶原景時」(かじわらかげとき)。のちに源頼朝の「一ノ郎党」(いちのろうどう)と呼ばれるほど、信頼の厚い御家人となりますが、石橋山の戦いがあった時点では、平氏側の武将でした。

石橋山の戦いで大敗を喫した源頼朝は、山中の洞窟の中に身を隠します。梶原景時は、指揮官であった「大庭景親」(おおばかげちか)に付き従い、源氏の残党狩りに出ていたところ、源頼朝の居場所を知りましたが、情けをかけ、源頼朝は見付からなかったと報告。不審に思った大庭景親が確認しようとしたところ、梶原景時は立ち塞がり、源頼朝の命を助けたのです。

本絵図は、その場面を描いた物であり、このことを縁として、梶原景時は源氏に下り、源頼朝から重用されました。

本武者浮世絵の作者は、江戸時代後期から明治時代にかけて活躍した浮世絵師、「楊洲周延」(ようしゅうちかのぶ)です。美人画や開化絵を多く描いており本武者浮世絵が刷られた1885年(明治18年)の前年には、第2回内国絵画共進会で、「人物」と「景色」が賞を取っています。

源平盛衰記 四 梶原景時

源平盛衰記 四 梶原景時の浮世絵

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詳細情報

浮世絵師 楊洲周延 浮世絵の題材 梶原景時

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