合戦浮世絵

うたがわとよのぶ さく「びしゅうおけはざまがっせん」 歌川豊宣 作「尾州桶狭間合戦」

尾州桶狭間合戦

本合戦浮世絵は、「桶狭間の戦い」で「今川義元」(いまがわよしもと)が命運尽きて、まさに討ち取られようという一場面を描いています。

今川義元を仕留めた「服部一忠」(はっとりかずただ:通称は服部小平太[はっとりこへいた])、「毛利良勝」(もうりよしかつ:通称は毛利新介[もうりしんすけ])の2人は、当時まだ無名。馬廻(うままわり)で「織田信長」の周囲を警備していた、地位の低い武士に過ぎません。

2人が勝ち取った殊勲は、主君である織田信長の前途を大きく開き、尾張国(現在の愛知県西部)の一大名に過ぎなかった織田信長が、天下取りへの道を突き進むきっかけを作りました。

大殊勲を挙げた2人ですが、その後の活躍は聞かれません。2人よりもむしろ、本合戦浮世絵の右上から画中に飛び込んでくるかのように、騎馬に乗って織田信長と共に崖を駆け下りてくる木下藤吉郎(きのしたとうきちろう:のちの「豊臣秀吉」)が、織田信長がその後に直面する難局を打開し大活躍を見せます。

本合戦浮世絵は、28歳で早逝した「歌川豊宣」(うたがわとよのぶ)が手がけました。明治時代に活躍し、役者絵や武者絵を多く残します。役者が舞台に対して、武将が合戦に対して、一瞬にすべてを賭けたように、歌川豊宣は絵筆にすべてを賭けて、短命の人生を終えました。

「尾州桶狭間合戦」の浮世絵

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詳細情報

浮世絵師 歌川豊宣 浮世絵の題材 桶狭間の戦い

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