武将浮世絵

おちあいよしいく さく「えほんたいこうきかんちゅう
まさきよりょうじゅうをいけどりてでんかのじんちゅうにひきしむ」
落合芳幾 作「絵本太公記巻中
正清両獣を生捕て殿下の陣中に引しむ」

絵本太公記巻中 正清両獣を生捕て殿下の陣中に引しむ

本武将浮世絵は、「加藤清正」(かとうきよまさ)が、生け捕りにした虎と象を、主君である「豊臣秀吉」の前に引き連れてきた場面を描いています。豊臣秀吉が絶大な信頼を寄せていた加藤清正は、勇猛さで知られ、の名手として有名です。

他の武将達は、自身の背丈以上もある虎や象に恐れおののいていますが、加藤清正は刀剣を手にして立ち向かおうとしています。大勢の兵で取り押さえている虎に対して、加藤清正だけが恐れを見せずに前に向かっているのは、彼の積極果敢な性格ゆえです。

「絵本太閤記」(本武将浮世絵では「絵本太公記」)は、1797年(寛政9年)に出版され歌舞伎や浄瑠璃などでも演じられて大人気となりますが、1804年(文化元年)に江戸幕府から発禁を命じられて絶版となります。

天正期(1573~1585年)の武将を描くことも禁じられ、浮世絵師は、武将名の変更を迫られました。画中の武将名が、実際の武将名と異なるのは、幕府の処分を逃れるためです。

本武将浮世絵を描いた「落合芳幾」(おちあいよしいく)は、幕末から明治期にかけて活躍。江戸時代末期に名浮世絵師として名を馳せた「歌川国芳」(うたがわくによし)の門人でもある落合芳幾は、浮世絵だけではなく新聞の挿絵なども描き、幅広い活躍を見せました。

「絵本太公記巻中 正清両獣を生捕て殿下の陣中に引しむ」の浮世絵

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詳細情報

浮世絵師 落合芳幾 浮世絵の題材 加藤清正

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