武将浮世絵

つきおかよしとし さく「だいにほんめいしょうかん はちまんたろうよしいえ」 月岡芳年 作「大日本名将鑑 八幡太郎義家」

大日本名将鑑 八幡太郎義家

本武将浮世絵は、「足利尊氏」の祖先にあたる平安時代後期の武将「源義家」(みなもとのよしいえ)を描いた絵図。

源義家は、弓矢の名手として知られる武将です。木に吊るした3領重ねの甲冑(鎧兜)を、1発で貫いたという伝承が有名で、その腕前は「神のごとし」と讃えられました。

本絵図は、「後三年の役」で「勿来関」(なこそのせき)を通過した際に詠んだと言われる和歌を題材にした絵図と推測されます。

勿来関は、「奥州三関」(おうしゅうさんかん)と呼ばれる三大関所のひとつ。常陸国(現在の茨城県)と陸奥国(現在の福島県宮城県岩手県青森県秋田県北東部)の国境にあった関所で、源義家をはじめ「紀貫之」や「小野小町」など、著名な歌人が詠んだ和歌にも登場する歌枕としても知られています。

源義家が詠んだ和歌は、「吹く風を 勿来関と 思へども 道もせに散る 山桜かな」(風さえも来るなかれと名付けられた勿来関に、山桜が道を塞ぐほどに散っている)。本絵図の背景にも開花した桜が描かれており、勿来関が桜の名所として当時から知られていたことを示しています。

本武将浮世絵の作者は、幕末時代から明治時代前期にかけて活動した浮世絵師月岡芳年」。月岡芳年は、独特な画風で様々な分野の浮世絵を描いた浮世絵師です。

他の浮世絵師だけではなく、推理小説作家「江戸川乱歩」や文学作家「三島由紀夫」など、著名な文筆家にも影響を与えた人物として知られており、約33年の活動期間中に制作した作品数は1万点にものぼると言われています。

大日本名将鑑 八幡太郎義家

大日本名将鑑 八幡太郎義家の浮世絵

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詳細情報

浮世絵師 月岡芳年 浮世絵の題材 源義家

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