合戦浮世絵

つきおかよしとし さく「けいおうよねんぼしんしょうがつみっか
じょうしゅうふしみせんそうのず」
月岡芳年 作「慶応四年戌辰正月三日
城洲於伏見戦争之図」

慶応四年戌辰正月三日城洲於伏見戦争之図

本合戦浮世絵は、1868年(明治元年/慶応4年)1月3日に起きた「鳥羽・伏見の戦い」を描いた絵図。

鳥羽・伏見の戦いは、薩摩藩兵・長州藩兵などが属した「新政府軍」と、会津藩兵・新選組などが属した「旧幕府軍」の戦いで、「戊辰戦争」の初戦としても知られています。

赤や青の羽織を着用しているのが新政府軍です。戦いの当日、「伏見奉行所」を本陣としていた旧幕府軍を相手に砲撃で応戦していましたが、砲弾が奉行所内の弾薬庫に命中。

炎上した奉行所内に新政府軍が突撃し、両軍入り乱れての戦闘を開始したと言われており、本絵図でも炎上する奉行所の建物を背景にして、新政府軍と旧幕府軍が激しい戦闘を行なう様子が描かれています。

本合戦浮世絵の作者は、幕末時代から明治時代前期にかけて活動した浮世絵師月岡芳年」。月岡芳年と言えば、「血みどろ芳年」という異名の由来になった「無惨絵」が有名ですが、「武者絵」をはじめ「歴史絵」や「美人画」など、様々な画風・画題の絵を多く描きました。

また、描画技法を向上させるために浮世絵だけではなく、写生なども熱心に行なっていたと言われており、昭和時代以降に発展した漫画や劇画などの技法にも通じる浮世絵を多数生み出しています。

慶応四年戌辰正月三日城洲於伏見戦争之図の浮世絵

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詳細情報

浮世絵師 月岡芳年 浮世絵の題材 鳥羽・伏見の戦い

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