行列浮世絵

うたがわさだひで さく「けんきゅうがんねんみなもとのよりともきょう
じょうきょうぎょうそうのず」
歌川貞秀 作「建久元年源頼朝卿
上京行粧之圖」

建久元年源頼朝卿上京行粧之圖

本行列浮世絵は、1190年(建久元年)に、「源頼朝」が天下を平定してはじめて上洛したときの様子が描かれたものです。

源平合戦」に勝利した源頼朝は、11月に「後鳥羽天皇」、「後白河法皇」に謁見して征夷大将軍の職を望みましたが、後白河法皇から反対され権代納言「右近衛大将」(このえのだいしょう/宮中の警固などを司る近衛府の長官)に任ぜられました。しかし、源頼朝は両職を短期間で辞任し、鎌倉へと帰国。2年後、後白河法皇が崩御すると、「九条兼実」(くじょうかねざね)の計らいにより、正式に征夷大将軍となりました。

本絵図の主題は、源頼朝が御所に参内する様子であるとされていますが、1863年(文久3年)に描かれた作品であることから、江戸幕府14代将軍「徳川家茂」(とくがわいえもち)の上洛する様子と重ねて描かれたものです。当時は出版規制があり、徳川将軍家をそのまま浮世絵に描くことができなかったため、源頼朝の上洛に仮託されました。

本行列浮世絵の作者「五雲亭貞秀」(ごうんていさだひで)は、初代「歌川国貞」(うたがわくにさだ)の門人で、江戸時代後期から明治時代にかけて活躍した浮世絵師です。いくつかの画号を持ち、「歌川貞秀」、「玉蘭齋貞秀」(ぎょくらんさいさだひで)の名でも知られ、1868年(明治元年)の絵師番付では1位となるほどの人気絵師でした。

建久元年源頼朝卿上京行粧之圖の浮世絵

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詳細情報

浮世絵師 歌川貞秀 浮世絵の題材 源頼朝
代表的な
所蔵・伝来
個人蔵

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