戦争絵

かわなべきょうさい さく「うえのさんないうちいりのず」 河鍋暁斎 作「上野山内打入之図」

上野山内打入之図

本戦争浮世絵は、1868年(慶応4年)に起こった「戊辰戦争」のひとつである「上野戦争」の様子が描かれています。

上野戦争とは、薩摩藩(現在の鹿児島県)・長州藩(現在の山口県)を中心とする新政府軍と、江戸城の無血開城を良しとしなかった彰義隊(しょうぎたい:旧幕臣。「徳川慶喜」の護衛部隊)をはじめとする旧幕府軍が衝突した戦い。彰義隊は、江戸上野(現在の東京都台東区)の「寛永寺」に立て籠って抵抗しましたが、日本陸軍の祖である「大村益次郎」(おおむらますじろう)によって、鎮圧させられました。

本絵図の、向かって左奥に描かれているのは、「寛永寺の戦い」において、正午より着弾するようになったと言う肥前国佐賀藩(現在の佐賀県)のアームストロング砲。外国より輸入した、射程距離が長い最新式の大砲や、圧倒的な人数の差によって、彰義隊ら旧幕府軍は、1日で壊滅させられたと言います。

作者の「河鍋暁斎」(かわなべきょうさい)は、江戸時代末期から明治時代にかけて活躍した浮世絵師です。「歌川国芳」(うたがわくによし)と「狩野洞白」(かのうとうはく)に師事し、浮世絵と狩野派を融合させた錦絵を描きました。自らを「画鬼」と称しており、9歳のときには、川から流れてきた生首を写生したという話もあるほど。

上野山内打入之図の浮世絵

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詳細情報

浮世絵師 河鍋暁斎 浮世絵の題材 彰義隊

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こちらでは、浮世絵師「河鍋暁斎」によって描かれた戦争絵「上野山内打入之図」をご紹介。解説と拡大できる写真・画像もご覧頂けます。
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