• 明治天皇浮世絵

うたがわくにとし さく「だいにほんていこくぎんこんしきあおやまごこうのず」 歌川国利 作「大日本帝国銀婚式青山御幸之図」 /ホームメイト

大日本帝国銀婚式青山御幸之図

1894年(明治27年)3月9日、明治天皇の銀婚式である「大婚二十五年祝典」が行われました。本明治天皇浮世絵は、式当日の午後に明治天皇と昭憲皇太后(しょうけんこうたいごう)が観兵式(かんぺいしき)のために明治宮殿(めいじきゅうでん)から青山練兵場へ向かう様子を描いています。観兵式は旧日本陸軍で行われた儀式のひとつで、特別大演習などのときに天皇が兵を観閲した式のことです。

青山練兵場は、現在の東京都青山にあった旧日本陸軍の演習場です。1876年(明治9年)に設置され、1926年(大正15年)に明治神宮外苑(めいじじんぐうがいえん)となりました。

赤を基調とし、屋根に鳳凰(ほうおう)の飾りを付けた豪華な乗物に乗っているのが、明治天皇と皇后です。周囲には、とても多くの供奉人(ぐぶにん:天皇が外出するときに供として仕える人)の姿も見えます。

作者の「歌川国利」(うたがわくにとし)は、幕末から明治時代にかけて活躍した浮世絵師。「歌川豊国[三代]」(うたがわくとよくに)の門人です。別号に「梅寿」(ばいじゅ)、「梅翁」(ばいおう)があります。開花絵や風俗画などを数多く手がけました。

■<コラム>明治時代の刀剣 ―軍刀―
旧日本陸軍では、軍が用いる刀としてサーベル様式を採用しました。しかし、従来日本人は刀剣を両手で扱っていたため、片手で操作するサーベルは扱いにくかったようです。

大日本帝国銀婚式青山御幸之図の浮世絵

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浮世絵の詳細情報

浮世絵師 歌川国利 浮世絵の題材 明治天皇
代表的な
所蔵・伝来
刀剣ワールド財団
〔 東建コーポレーション 〕

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