- 明治天皇浮世絵
とうしゅうしょうげつ さく「うえのこうえんだいさんかいないこくはくらんかいのず」 東洲勝月 作「上野公園地第三回内国博覧会之図」 /ホームメイト

本皇族浮世絵では、博覧会場を訪れた「明治天皇」や皇后など、華やかな装いの皇族の姿が描かれています。
1890年(明治23年)4月1日から7月31日まで、東京都の上野公園で「第3回内国勧業博覧会」(だいさんかいないこくかんぎょうはくらんかい)が開催されました。これは、国内産業の発展を促すと共に、競争力を備えた輸出品目の育成を目的とした博覧会です。
東京上野で3回、京都と大阪でそれぞれ1回の計5回開かれましたが、第3回は不景気や悪天候などの影響もあり、入場者数は伸び悩んだと言われています。
制作者は、1888年(明治21年)頃から活動を始めた浮世絵師「東洲勝月」(とうしゅうしょうげつ)。博覧会関係の作品の他、憲法発布関係、日清戦争絵、時代を反映させた風俗画などを残しています。