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うたがわとよのぶ さく「たいこうきしんせんすごろく」 歌川豊宣 作「太閤記新撰寿語禄」 /ホームメイト

本武将浮世絵(武者絵)は、1884年(明治17年)に描かれた、「豊臣秀吉」を主役にした「太閤記」という続き物の浮世絵を双六(すごろく)化した絵図です。
双六は、サイコロを振って出た目に合わせて先へ進む遊戯。画面の中央下部に始点となる「ふり出し」があり、終点の「上がり」は画面中央上部で、豊臣秀吉が美女や小姓に囲まれながら花見をする様子が描かれています。
ふり出しにある「1」から「6」までの数字にはそれぞれ「山中鹿之助」、「五色筵旗」(ごしきむしろばた)、「高松水攻」(たかまつみずぜめ)、「熱田の宮」、「免受勝助」(めんじゅしょうすけ)、「堀尾茂助」(ほりおもすけ)と書かれてあり、サイコロで出た数字の通りにそれぞれの絵に移動して、「上がり」の数字が出たら終了です。
本武将浮世絵(武者絵)の作者は、明治時代の浮世絵師「歌川豊宣」(うたがわとよのぶ)。歌川豊宣は、浮世絵師一派「歌川派」の2代「歌川国久」の長男で、役者絵や武者絵を多く制作しました。
