• 妖怪浮世絵

まんじろうほくが さく「ちんせつゆみはりづきかんちゅうりゃくず やまお<おおかみのななり>あるじのためにちょうだをかんでさんちゅうにからだをやむ」 卍楼北鵞 作「椿説弓張月巻中略図 山雄<狼ノ名也>主のために蟒蛇を噛で山中に躯を止む」 /ホームメイト

椿説弓張月巻中略図 山雄<狼ノ名也>主のために蟒蛇を噛で山中に躯を止む

本武将浮世絵(武者絵)は、江戸時代後期の戯作者「曲亭馬琴」(きょくていばきん)が書いた伝奇物語「椿説弓張月」(ちんせつゆみはりづき)の一場面を描いた絵図。

弓の名手「源為朝」(みなもとのためとも)が狩りのために、従者「須藤重季」(すとうしげすえ)と、「山雄」(やまお)と名付けた狼を引き連れて山中に入り、疲れて眠ってしまったときのこと。突然山雄が咆哮して、源為朝に飛び掛ろうとしたため、これに驚いた須藤重季は山雄の首を切り落としてしまいます。

しかし、首だけとなった山雄は、木の上にいた大蛇に食いつき、大蛇もろとも地面へと落下しました。山雄は、2人に危険を知らせるために吼えたのです。それに気付いた源為朝たちは、山雄の忠節に感心して涙を流しました。

本武将浮世絵の作者は、江戸時代に活躍した浮世絵師卍楼北鵞」(まんじろうほくが)。江戸時代を代表する浮世絵師「葛飾北斎」の門人、または「抱亭五清」(ほうていごせい)の門人であったと言われており、錦絵や肉筆画などの作品が残っています。

椿説弓張月巻中略図 山雄<狼ノ名也>主のために蟒蛇を噛で山中に躯を止むの浮世絵

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浮世絵の詳細情報

浮世絵師 卍楼北鵞 浮世絵の題材 大蛇
代表的な
所蔵・伝来
刀剣ワールド財団
〔 東建コーポレーション 〕

海外でも人気のある浮世絵の魅力を皆様にお届けする浮世絵の専門サイト「刀剣ワールド/浮世絵」の卍楼北鵞作「椿説弓張月巻中略図 山雄<狼ノ名也>主のために蟒蛇を噛で山中に躯を止む」の解説ページです。「椿説弓張月巻中略図 山雄<狼ノ名也>主のために蟒蛇を噛で山中に躯を止む」について分かりやすく解説しているので、よりいっそうこちらの作品の良さが分かります。 また、拡大可能な写真も掲載。「椿説弓張月巻中略図 山雄<狼ノ名也>主のために蟒蛇を噛で山中に躯を止む」を隅々まで眺めることができます。
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