• 明治浮世絵

つきおかよしとし さく「かごしまぼうとしょうぞうりゃくでん」 月岡芳年 作「鹿児島暴徒肖像略伝」 /ホームメイト

鹿児島暴徒肖像略伝

浮世絵には、「西南戦争」に臨んだ「薩軍」(さつぐん:薩摩軍)の幹部の肖像が略歴と共に描かれています。

収録されているのは、右から池上四郎(いけのうえしろう)、桐野利秋(きりのとしあき)、淵辺高照(ふちべたかてる)、西郷小平(さいごうこへい)、西郷隆盛(さいごうたかもり)、村田新八(むらたしんぱち)、町田啓次郎(まちだけいじろう)、前原一格(まえばらいっかく)、篠原国幹(しのはらくにもと)の9人です。

中心に座する黒い軍服姿の西郷隆盛の後ろには、赤地に白で「新政厚徳」(しんせいこうとく)の4文字が染め抜かれている旗があります。その意味は、「万民に平等な新しい政治」。薩軍は戦(いくさ)において、この旗を掲げて進軍したと言われていることから、明治新政府に対する不満の受け皿となっていたと考えられるのです。

木版多色刷りの浮世絵である明治時代の「錦絵」は、「新聞錦絵」として報道の役割も果たしていたと言われています。本浮世絵の作者「月岡芳年」(つきおかよしとし:大蘇芳年[たいそよしとし])は、「郵便報知新聞」などにおいて新聞錦絵を描いていました。

鹿児島暴徒肖像略伝の浮世絵

※写真はクリックすると、拡大してご覧いただけます。
画面を縦長で利用し、写真をクリックするとより大きな写真がご覧いただけます。
なお、画面の向きをロックしている場合は解除が必要です。

浮世絵の詳細情報

浮世絵師 月岡芳年 浮世絵の題材 西南戦争
代表的な
所蔵・伝来
刀剣ワールド財団
〔 東建コーポレーション 〕

海外でも人気のある浮世絵の魅力を皆様にお届けするサイト「刀剣ワールド/浮世絵」の「鹿児島暴徒肖像略伝」のページです。
こちらでは、「月岡芳年」が描いた明治浮世絵「鹿児島暴徒肖像略伝」をご紹介。「鹿児島暴徒肖像略伝」に関する詳しい解説と、拡大可能な写真・画像も掲載しているので、「鹿児島暴徒肖像略伝」の世界を深堀することができます。
「刀剣ワールド/浮世絵」には、浮世絵の基礎知識をはじめ、浮世絵の歴史や有名な浮世絵師など、浮世絵に関する情報を掲載。東海道五十三次の浮世絵はもちろん、武者絵(合戦・侍・武将・甲冑浮世絵)や役者浮世絵(歌舞伎絵)、皇室・皇族浮世絵、戦争絵といった一般財団法人「刀剣ワールド財団」が所有する浮世絵の写真・画像をご覧いただけるサイトです。この他、浮世絵YouTube動画・映像や浮世絵カレンダーといったコンテンツも充実していますので、ぜひ「刀剣ワールド/浮世絵」で浮世絵の魅力をお楽しみください。

もっと見る▼