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おちあいよしいく さく「たいへいきえいゆうでん ちょうそかべくないしょうゆうもとちか」 落合芳幾 作「太平記英勇伝 長曽我部宮内少輔元親」 /ホームメイト

本武将浮世絵の題材となった「長宗我部元親」(ちょうそかべもとちか)は、「四国統一」を果たした戦国武将として知られています。
元々、土佐の一部を支配する土豪にすぎなかった長宗我部元親ですが、1560年(永禄3年)、土佐を割拠していた長宗我部元親と本山氏が激突した「長浜の戦い」で初陣を果たすと、その後、敵対勢力を次々と撃破。土佐の統一を果たしました。これを足がかりとして、遂には四国を統一。戦国時代における一大勢力にのし上がったのです。
四国の覇者となった長宗我部元親でしたが、天下統一路線を突き進んでいた「織田信長」と対立します。「本能寺の変」で織田信長が横死したあとは、「豊臣秀吉」と交戦しましたが敗北。
その結果、阿波、讃岐、伊予の3国を没収され、安堵された土佐1国のみが領国となりました。豊臣秀吉に出仕したあとは、「九州征伐」や「朝鮮出兵」にも従軍しています。
本武将浮世絵の作者は、幕末から明治時代にかけて活躍した「落合芳幾」(おちあいよしいく)。共に「歌川国芳」(うたがわくによし)に師事した「月岡芳年」(つきおかよしとし)と人気を二分した、当代を代表する浮世絵師だったと言われています。
