• 妖怪浮世絵

つきおかよしとし さく「びだんむしゃはっけい とがくしのはれあらし」 月岡芳年 作「美談武者八景 戸隠の晴嵐」 /ホームメイト

美談武者八景 戸隠の晴嵐

本武将浮世絵(武者絵)は、「紅葉伝説」を題材とした作品です。3枚続きの真ん中の画面には、画面左側のを斬るため、今まさに日本刀を抜かんとする平安時代後期の武将「平維茂」(たいらのこれもち)の姿が描かれています。

「紅葉伝説」とは、信濃国(しなののくに:現在の長野県)の「戸隠山」(とがくしやま)に棲息していた鬼を平維茂が成敗したという伝説。

紅葉見物に戸隠山を訪れていた平維茂は、同席した美しい女性達と酒宴を行ないます。酒を飲んだ平維茂がまどろんでいると、夢の中で、その美女の正体は鬼であると知らされました。目を覚ました平維茂が鬼を一刀両断すると、それまでの晴天が一変。空が暗くなり、嵐になったのです。

本武将浮世絵(武者絵)の作者は「月岡芳年」(つきおかよしとし)。江戸時代末期から明治時代前期にかけて活動していた浮世絵師です。当代を代表する浮世絵師として、33年間に亘る活動期間中、約1万もの作品を世に送り出したと言われています。

美談武者八景 戸隠の晴嵐の浮世絵

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浮世絵の詳細情報

浮世絵師 月岡芳年 浮世絵の題材 鬼女「紅葉」
代表的な
所蔵・伝来
刀剣ワールド財団
〔 東建コーポレーション 〕

海外でも人気のある浮世絵の魅力を皆様にお届けする浮世絵の専門サイト「刀剣ワールド/浮世絵」の月岡芳年作「美談武者八景 戸隠の晴嵐」の解説ページです。「美談武者八景 戸隠の晴嵐」について分かりやすく解説しているので、よりいっそうこちらの作品の良さが分かります。 また、拡大可能な写真も掲載。「美談武者八景 戸隠の晴嵐」を隅々まで眺めることができます。
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