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つきおかよしとし さく「つきひゃくし ちくぶしまづき つねまさ」 月岡芳年 作「月百姿 竹生島月 経正」 /ホームメイト

本武将浮世絵は、平安時代末期に活躍した武将「平経正」(たいらのつねまさ)を描いた絵図。
平経正は、「平清盛」の異母弟である「平経盛」の長男で、歌人や琵琶の名手として名を馳せた人物です。
本武将浮世絵は、平経正が「木曽義仲」(源義仲)を追討する際、戦勝祈願のために立ち寄った琵琶湖の「竹生島」で、「上玄」(しょうげん)、「石上」(せきしょう)という2つの秘曲を琵琶で奏で、奉納した際の様子が描かれており、本武将浮世絵の右側で浮いている衣は、琵琶の音に感動して顕現した弁財天の化身(白龍)の姿と推測されています。
武将浮世絵の作者は、幕末時代から明治時代中期にかけて活動した浮世絵師「月岡芳年」(つきおかよしとし)。月岡芳年は歴史絵や美人画、役者絵など、様々な浮世絵を幅広く手掛け、生涯で描き上げた作品数は1万点にも及ぶと言われています。
