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つきおかよしとし さく「だいにほんめいしょうかがみ うだいしょうみなもとのよりとも」 月岡芳年 作「大日本名将鑑 右大将源頼朝」 /ホームメイト

本武将浮世絵は、「源頼朝」が由比ヶ浜で行なった1,000羽の鶴を放つ「放生会」(ほうじょうえ)の様子を描いた絵図。
放生会は、宗教儀式のひとつです。捕獲した動物をむやみに傷付けずに自然へ帰すことで、病を退けて寿命を延ばす意義があると言われており、日本における放生会は「神仏習合」の影響から、仏教と神道の両方に取り入れられました。
現代でも八幡宮をはじめとして、日本各地の寺社仏閣で続けられており、放生する動物は鯉や鳥など様々です。
本武将浮世絵の作者は、幕末時代から明治時代前期にかけて活動した浮世絵師「月岡芳年」。
月岡芳年は、「血みどろ芳年」という異名が付けられるほど残酷な絵を多く描いていましたが、その一方で人柄は優しく、お祭りが好きな性格だったと言われています。また、その独特な画風は画家だけではなく、多くの文化人に影響を与えました。
