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つきおかよしとし さく「だいにほんめいしょうかがみ ほうじょうやすとき」 月岡芳年 作「大日本名将鑑 北条泰時」 /ホームメイト

本武将浮世絵中央で、床几(しょうぎ:折り畳み式の腰掛)に腰を下ろしている武将は、鎌倉幕府執権「北条義時」(ほうじょうよしとき)の長男「北条泰時」(ほうじょうやすとき)です。
「後鳥羽上皇」(ごとばじょうこう)が鎌倉幕府討伐の兵を挙げた1221年(承久3年)の「承久の乱」(じょうきゅうのらん)では、北条泰時は幕府軍の総大将として上洛。
後鳥羽上皇の討幕軍を圧倒して京都へ入りました。本武将浮世絵(武者絵)は、背後の建物に「菊の御紋」が見えることから、後鳥羽上皇を制圧した直後を描いたと推察されます。
制作者は、幕末から明治時代初期にかけて活躍した人気浮世絵師「月岡芳年」(つきおかよしとし)です。作風は幅広く、なかでも武者絵は秀逸と評価され、この「大日本名将鑑」(だいにほんめいしょうかがみ)のシリーズでも、名高い武将達の特徴的な場面を生き生きと描き出しています。
