- 武将浮世絵
- 武者絵とは
つきおかよしとし さく「だいにほんめいしょうかがみ へいしょうこくきよもり」 月岡芳年 作「大日本名将鑑 平相国清盛」 /ホームメイト

平安時代末期の武将「平清盛」(たいらのきよもり)が、航路を確保するために「音戸の瀬戸」(おんどのせと)を開いたときのこと。もう少しで工事が完成するという間際に日が沈んでしまいます。
そこで平清盛は、扇を広げて「返せ、戻せ」と叫び、再び日を高く昇らせて工事を完成に導きました。本武将浮世絵に描かれているのは、この「日招き伝説」の一場面です。
音戸の瀬戸とは、現在の広島県呉市の本州と倉橋島の間にある海峡のことで、平清盛が開削したと言い伝えられています。
本武将浮世絵は、「月岡芳年」(つきおかよしとし)が明治初期に刊行した「大日本名将鑑」(だいにほんめいしょうかがみ)シリーズの1作です。大日本名将鑑は、神話に登場する偉人から「徳川家康」まで、英雄・武将・戦国大名などの名将を全51作の浮世絵で描いています。
